岩田歯科医院、一般歯科、小児歯科、一宮市
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成人期に起こりやすい歯と口の病気

歯がしみる

生え終わった歯は、時間の経過とともに硬さや象牙質の厚みが増し、根の先端の神経の出入口も小さくなるため中の循環も悪くなってきます。
また虫歯になったり、歯が磨り減ったり、欠けたりすると象牙質が露出し、刺激が象牙細管を通じて歯髄に伝わり、歯の中の神経が痛みとして脳に伝えるため「しみる」という症状が 起こります。

特に、虫歯以外でしみる原因として歯肉に近い部分のエナメル質は薄く、歯ブラシを強く当てると削れたり、強い噛み合わせの力が加わるとはがれたりして象牙質が、容易に 露出しやすく、歯髄に刺激を加えやすい状態となります。
このような原因で歯髄が刺激に対して過敏となり、普通ではしみない刺激に対して、しみるものを「知覚過敏」と言います。

さらに、歯周病が進行すると歯肉が下がり、歯の根の部分が露出してきます。
この部分は、セメント質といわれる、エナメル質よりかなり軟らかい層で象牙質がおおわれているためより一層象牙質の露出は起こりやすくなります。
 

歯が痛い

虫歯は、細菌の作る酸によって歯が溶ける病気ですが、細菌は酸ばかりでなく毒素も作ります。
その有害物質が象牙細管を通して歯髄に影響を及ぼし炎症が起こります。
初期の段階では、知覚過敏と同様に以前はしみなかった刺激に対してしみるようになり更に歯髄が破壊され始めると何ともしなくても痛みを生じ破壊がピークに達すると鼓動のような激しい痛みとなります。

刺激が取り除かれたり弱い場合は、歯髄も健康な状態に回復します。
炎症が進むと歯肉など軟らかいところでは腫れるという現象が起こりますが、歯髄は周囲を硬い象牙質、エナメル質に囲まれているため腫れることができず、中の圧力が上昇して歯肉などの炎症により激しい痛みとなります。
更に、炎症が歯髄から根の先の骨に及ぶと、歯を噛み合わせるなどの力に対しても痛みを生じるようになります。
 

歯に穴があいている

歯に穴のあく原因のなかで、最も多いものは虫歯です。
特に、成人期の虫歯は、甘い物を食べたり飲んだりしながら仕事をしている、たばこをやめて飴などをいつも口にしてしまう、といった嗜好品の取り方に問題が多いようです。
また、治療によって詰めた充填物と歯の境目は、汚れ(細菌)がたまりやすいため虫歯になりやすくなります。虫歯になると、充填物のまわりに小さな穴があいたり、充填物が取れて大きな穴になることもあります。

そのほかにも、強い噛み合わせや歯ぎしり、食いしばりにより歯が磨り減るとエナメル質より軟らかい象牙質がえぐれて穴があきます。また、強い力で歯磨きを続けていると、 歯と歯肉の境目が磨り減りくさび状に歯が削れてくることもあります。
 

歯がグラグラ(動揺)する

成人の歯がグラグラするのは、歯を支えている部分(歯周組織)が問題を起こしている場合と、歯自身が壊れて動いている場合とが考えられます。
歯周組織の破壊をもたらすものとしては、炎症性のものと外傷性によるものがあります。


◇ 炎症性のもの
歯と歯ぐきの境目からおこるもの「辺縁性歯周炎」とう蝕から始まって徐々に進行し根の先に病変を作ってしまう「根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)」があります。

◇ 外傷性のもの
歯や顎を強打した場合や強い咬合力が働いたときに起きます。
 

歯が浮いている

歯が浮いていると感じるのは、多く歯を支えている組織(歯根膜)に変化が起きている からです。
変化を起こす原因は、力によるものと炎症性のものが考えられます。
歯ぎしりや噛み締めなどにより力が加わったときや炎症がある場合に歯が浮いていると感じます。
これは、特に疲れていたり、風邪を引いたりして全身の抵抗力や免疫力が落ちているときに感じやすいようです。
 

膿が出る

歯肉から膿が出る場合は、辺縁性歯周炎と根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)が原因です。
辺縁性歯周炎は、膿が歯と歯肉の境目のポケットといわれる部分から出てくる場合が多いようです。
根尖性歯周炎は、歯の根の先端に相当する部分にできた瘻孔(ろうこう)と呼ばれる排出口から膿が出てきます。